【F35】[家計管理]⑥予算を守っても貯金が増えない理由はこれ!「年間特別費」を制する格上げ家計管理術

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固定費を見直し、毎月の先取り貯蓄や新NISAでの少額投資まで仕組み化したみなさん、本当に素晴らしいです!家計の土台はすでに完璧と言っても過言ではありません。

しかし、そんな家計管理優等生のみなさんの中に、こんなモヤモヤを抱えている方はいませんか? 「毎月の予算はしっかり守れているはずなのに、なぜか1年を通してみると、思うように貯金口座の残高が増えていない……」

「私の意志が弱いのかな」「家計簿のつけ方が悪いのかな」と自分を責める必要は一切ありません。原因はあなたの努力不足ではなく、毎月の予算の外側から突然やってきて貯金をガッツリ削っていく「特別費」の仕業です。

今回は、この家計簿の天敵を完全にコントロールし、1年中ずーっと黒字をキープするための「格上げ家計管理術」を解説します!

毎月の予算は完璧なのに、なぜか貯金がガッツリ減る原因とは?

家計簿の天敵!忘れた頃にやってくる「特別費」の罠

「今月も予算内に収まった!」と安心しているところに、容赦なく襲いかかってくるのが「特別費」です。具体的には、以下のような支出を指します。

春: 自動車税、固定資産税、新生活の準備                           ◆夏: お盆の帰省、夏休み旅行                                 ◆秋: 車検、ふるさと納税、結婚式などの冠婚葬祭                         ◆冬: クリスマス、お正月(お年玉)、忘年会・新年会                       ◆その他: 家電の突然の故障、賃貸の更新料

これらは「毎月」かかるわけではありませんが、「1年のどこかで確実に発生する大きなお金」です。これを毎月の生活費から出そうとしたり、せっかく貯めた将来のための貯蓄口座からその都度引き出したりしていると、貯金は一向に増えなくなってしまいます。

家計簿を毎月リセットするのをやめよう

多くの人が家計簿を「1ヶ月単位」の単発戦として捉えています。しかし、月単位の視点だけだと、旅行や税金の支払いがあった月は自動的に「大赤字」になり、「せっかく節約を頑張ってきたのに……」と挫折する原因になってしまいます。

家計管理を一段階格上げするためには、「家計は1年単位のチーム戦」というマインドを持つことが大切です。毎月の予算とは別に、年間でかかる大きなお金をあらかじめ想定内にしておくこと。これが、揺るがない黒字家計を作るための絶対条件です。

もう慌てない!「年間特別費シート」の作り方3ステップ

特別費に振り回されないためには、先回りして「使うためのお金」を準備しておく仕組みが有効です。スマホのメモ帳やノートを使って、次の3ステップで仕組みを作ってみましょう。

ステップ①:1年間で発生するイベントと予算の洗い出し

まずは、今年1年間(またはこれから1年間)で発生すると思われる大きなお出かけやイベント、支払いをざっくりと書き出します。金額は少し多めに見積もっておくのがコツです。

季節・月イベント・支出の項目(具体例)予算の目安(例)あなたの我が家の予算
春(4月〜6月)・自動車税、軽自動車税
・固定資産税(第1期)
・ゴールデンウィーク(GW)のレジャー・旅行代
・新生活の準備、母の日・父の日のギフト
50,000円
夏(7月〜9月)・夏休み旅行、お盆の帰省費用
・夏フェスやイベント参加費
・エアコンなどの夏物家電の買い替え予備
80,000円
秋(10月〜11月)・ふるさと納税のまとめ申し込み
・自動車保険の更新、車検費用(2年に1回)
・秋の行楽・シルバーウィークのレジャー
・友人の結婚式などの冠婚葬祭(シーズン)
60,000円
冬(12月〜3月)・クリスマスプレゼント・ディナー
・お正月費用(おせち、お年玉)
・忘年会・新年会の交際費
・冬休み・年末年始の旅行や帰省費用
70,000円
合計【年間の特別費の総額】計 260,000円計 円
月換算【毎月サブ口座に積み立てる額(合計÷12)】月々 約2.1万円月々 円

(例)◆自動車税:40,000円                                       ◆夏・冬の旅行&帰省:100,000円                                ◆ふるさと納税:30,000円                                    ◆冠婚葬祭・誕生日プレゼント:40,000円                              ◆家電買い替え・美容代などの予備:30,000円                           ★年間の特別費合計:24万円

ステップ②:年間の特別費の合計を「12ヶ月」で割る

年間の合計金額が出たら、それを「12」で割って、1ヶ月あたりの金額を計算します。        ★24万円 ÷ 12ヶ月 = 月2万円

つまり、毎月の予算(食費や日用品など)とは別に、「毎月2万円」を特別費としてあらかじめ取り分けておく必要があるということがわかります。これが「本来毎月準備しておくべき裏の予算」です。

ステップ③:先取り貯蓄とは別に「特別費専用口座」へ自動積立

毎月の必要額がわかったら、前回の「先取り貯蓄」と同じように自動化します。

ただし、ここで重要なのは「将来のための貯金口座」や「投資口座」とは完全に分けた、別の『使うためのサブ口座』を用意することです。住信SBIネット銀行の「目的別口座」や、楽天銀行の「カード別設定」などを使い、毎月自動でその口座にお金が移動するように設定します。

こうしておけば、夏に旅行へ行くときも、秋に税金を払うときも、その「特別費専用口座」から堂々とお金を引き出すだけ。普段の貯金口座を傷つけることは一切なくなります。

ここが分かれ道!特別費を賢く運用・管理するコツ

特別費は絶対に「新NISA(投資)」に回してはいけない

家計管理に慣れてくると「少しでも増える場所に置いておきたい」と考え、特別費まで新NISAなどの投資に回したくなるかもしれません。しかし、これは絶対にNGです。

投資は長期(10年〜20年)で保有してこそリスクが低減するものであり、数ヶ月〜1年以内に使うことが決まっているお金を回すと、「いざ使うタイミングで元本割れ(一時的に価値が下がっている状態)していて、旅行代が足りなくなった」という事態になりかねません。特別費は、いつでも確実に引き出せる「現金(銀行預金)」でキープするのが鉄則です。

予算が余ったら?「ご褒美」に変えるモチベーション維持法

特別費は「守るための予算」ではなく、「ハッピーに使うための予算」です。そのため、きっちり節約して使い切らないように頑張る必要はありません。

もし1年の終わりに特別費が余ったら、それはあなたの家計管理が上手だった証拠です。「来年の旅行を少しランクアップさせる資金」にしてもいいですし、「自分へのご褒美として美味しいものを食べるお小遣い」にしても構いません。ゲーム感覚で「余ったらラッキー!」と楽しむことが、長続きする秘訣です。

まとめ:特別費を制して、揺るがない「最強の黒字家計」へ

これまでのステップをすべて実践してきたあなたは、すでに以下の強力な武器を手に入れています。

◆固定費の削減(無駄な支出を徹底カット)                            ◆先取り貯蓄&マイルド投資(将来のお金を自動で増やす)                     ◆年間特別費の積み立て(突発的な支出による赤字を予防)

毎月の生活費、将来のための貯金、そして人生を楽しむための特別費。この3つのバランスが整ったとき、お金に関するストレスや不安は完全に消え去ります。

「毎月しっかり管理しているのに貯金が増えない」と悩んでいた方は、ぜひ今日、スマホのメモ帳を開いて「今年これからかかる大きな支出」を3つ書き出すことから始めてみてください。それが、あなたを「家計管理の上級者」へと押し上げる最後のピースになります!

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