導入
前記事の振り返り
前回は、定年後の保険見直しの考え方や、ベースとなる公的保障の重要性をお伝えしました。
読者の悩み
そうは言っても、『医療保険をやめるのは不安』『昔入った特約が多すぎて何が必要かわからない』と悩む方は多いようです。
この記事でわかること
50代・60代から「残すべき保険」と「削っていい保険」の具体的な判断基準
なぜ50代以降の保険は「断捨離」が必要なのか?

子育て期と定年後の「必要な保障」の変化
◆現役世代:万が一のときの「生活費保障(死亡保障)」が最優先 ◆定年後世代:子どもが独立し、大きな死亡保障は不要になる
保険料が「老後資金」を圧迫するリスク
◆更新型保険の場合、60代・70代で保険料が跳ね上がる罠 ◆「なんとなく払っている保険料」を貯蓄や運用に回す方が合理的
FPが回答!「残す保険」「やめる保険」の仕分け基準

保険の種類ごとに、具体的に要不要を整理します。
死亡保険(定期保険・終身保険)
見直し方:子どもが独立していれば定期保険は手放す / 葬儀代程度(200〜300万円)を残すならアリ
医療保険(入院・手術)
見直し方:高額療養費制度+「使うお金(現金)」があれば、手厚い特約は不要。日帰り手術や通院保障は整理の対象
がん保険・三大疾病保険
見直し方:治療の長期化・先進医療への備えとして「一時金タイプ」なら検討価値あり。入院日数に応じた保障は見直し推奨
個人年金保険・外貨建て保険
見直し方:解約返戻金と今後の予定利率を比較し、新NISAなどへの組み替えを検討
後悔しない!保険を見直す際のスムーズな3ステップ

ステップ1:現存する「保険証券」をすべて並べて見える化
保障内容と「更新時期・今後の保険料」をチェック
ステップ2:自分の預貯金(使うお金・守るお金)と照らし合わせる
「100万円の入院費がかかっても預貯金で払えるか?」を考える
ステップ3:解約・減額する前に「新しい保障が必要か」を確定させる
※持病があると入り直せないリスクがあるため、解約は最後!
定年後の保険見直しでよくある落とし穴
「昔の医療保険」を解約して損をするケース
お宝保険(予定利率が高い旧型の個人年金など)をうっかり解約しない
健康不安から「手厚すぎる保障」に入り直してしまう
不安を煽られて不要な民間保険に流れない
まとめ
要点おさらい
「今の生活ステージに合わせた引き算の保険選び」が老後のゆとりを生む
チェックリスト(まとめ用図表)
前記事(保険①)へのリンク
まだ【F17】①の『医療や介護に備える保険の選び方』をお読みでない方はこちら


